*1月5日~29日*

2016年が明けました。
みなさんにとって、どんな年明けだったでしょうか。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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これまで何度となくリクエストをいただきつつも、ほとんどレッスンをしてこなかった「ガレット・デ・ロワ」。
フランスで1月の「エピファニー」で食べられるお菓子ですが、自宅で作るのは難しいかなと思いつつ避け続けていましたが、ついに今年開催することにしました。
思いの外このお菓子のことをご存知な方も多く、みなさんフェーヴも喜んでくださり嬉しかったです。
パイ生地も普通の作り方とは違い少し難しかったかもしれませんが、パイのざっくりとした食感はこちらの作り方の方がより出せます。
時間のある時にのんびり一日かけて作ってみてはいかがでしょうか。
カスタードやアーモンドクリームも基本的なレシピとなっていますので、ぜひ活用してくださいね。

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基礎コースからは「シュー生地」と「スコーンと焼き菓子」の会を、中級コースからは「ミルクレープ」と「「ミルフィーユ」を行いました。
プチシューにはカスタードクリームを詰め、ドーナツ型のパリ・ブレストにはプラリネクリームを詰めています。
特にこの国ではシュークリームをなかなか見ないので、久しぶりの味にみなさんとても喜んでおられました。
生地の状態で冷凍もできますし、カスタードクリーム作りも慣れてしまえば時間をかけずにできてしまいますので、ぜひレパートリーの一つに加えてくださいね。
プラリネが必要になった時はお譲りできますので、いつでもお知らせください。
スコーンもコツをつかんでしまえば比較的簡単に作れるお菓子の一つです。
レッスンにお越しいただいた後、「とてもよく作っています」という声もたくさんいただきます。
フレッシュで美味しいクロテッドクリームと紅茶が本当に良く合うイギリスの定番お菓子、また作ってみてくださいね。
ミルクレープとダックワーズも、みなさんにとても喜んでいただけました。
ミルクレープは技術というより辛抱が必要です(笑)。
焼くこともそうですが、クリームを塗ってクレープを重ねていく作業も思いのほか時間がかかります。
切った時にきれいない層ができているように、均一にぬっていってください。
ダックワーズのプラリネが必要になった時は、いつでもお知らせくださいね。
ミルフィーユは基礎コースの「アップルパイ」で使ったパイ生地の応用で、レッスンではカスタードとキャラメルの2種類のミルフィーユを作りました。
パイ生地作りの時間がない時は市販の物でももちろん構いませんが、好みのバターを使って注意点に気を付けて作ると格段に美味しいパイ生地ができます。
わざと膨らまないように重しを乗せて焼いたパイ生地のザクザク感と、しっとりクリームの相性を楽しんでくださいね。

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1月はリクエストレッスンもたくさん行わせていただきました。
まずは本当に久しぶりに作った「フォレ・ノワール」。
フランス・ドイツ・オーストリアなど、ヨーロッパではとてもよく見るお菓子ですがイギリスではなかなか見る機会はないですね。
それでもこのケーキを知っている方は多いようで、3月までにかけてこれから何回か行っていきます。
南ドイツの黒い森をイメージして、黒いチョコレートホイップとチョコレートスポンジ、雪のイメージの白いホイップのコントラストがとても綺麗です。
グリオットチェリーを使うのも特徴で、ホイップとチョコレートで重い印象がこのチェリーの酸味のお蔭で軽く感じて、なぜかパクパク食べれてしまいます。
全工程を作ると一日仕事になってしまいますが、スポンジとどちらかのクリームの組み合わせにフルーツを添えても十分デザートとして楽しめますので、使っていただけると嬉しいです。
そしてこちらも久しぶりに作る「3種のチョコレートケーキ」ですが、以前はコースレッスンの一つとして作っていました。
作り方は難しくはないのですが、プラリネやフィアンティーヌなど使う材料が珍しく少々手に入れにくいのが難点です。
ですが3つの層を全て一緒に食べた時の食感や一体感がとても好きで、自分でも時々作ります。
色々と代用できるものもありますので、良かったら作ってみてくださいね。
「栗のパウンドケーキとカヌレ」の会も久しぶりに行いました。
パウンドケーキは単純なレシピながらいくつか気を付ける点があり、そのポイント次第でべタッとしたり粉っぽい生地になったりと仕上がりに影響が出ます。
別のパウンド作りについても今回のポイントは共通して言えますので、今後のパウンド作りに役立てていただけると嬉しいです。
カヌレも生地作りは簡単ですが、焼き具合がその時その時で変わることがあるので難しいです。
ご自宅のオーブンの癖を確認しつつ、何度か作ってみてくださいね。
「白いモンブラン」の会では、本当に久しぶりにお越しいただけた方もいらっしゃり、色々なお話もしながら楽しい時間でした。
工程も多く面倒な造りになっていますが、試食の時にはみなさんに満足していただけて良かったです。
マロンペーストの購入を考えた際には、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

今月もたくさんの方々にお越しいただきまして、楽しい時間をありがとうございました。
また次回も楽しみにお待ちしています。
by yukochocolat | 2016-01-29 01:40 | 講習会レポート | Comments(0)
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